勝抜杯2

 敗者復活はW杯ちなみ。
 出場32か国のうち一つを選び、選択した国ごとで2○1×で2人抜けの早押しをするというもの。国の選択が悩ましかった。激戦となったウクライナのような国もあれば、フランスやブラジルは誰も選ばない国もあった。私はイランを選び「アフマディネジャド」を呪文のように唱えていたのだが、たった3問で終了。あっという間にオレンジ!くんに負けてしまった。T.M.operaOさんなど強い人もいたのだが、スパっと日本刀で斬られたような気分だった。斬られたことないけど。結局、野口さんと垣内さんが復活。この日の野口さんはクラリスに声をかけられた五右衛門のように一味違った。
 5Rはタイムレース。1分・2分・3分・4分の4つのピリオドでタイムレース(+1、-1)を行う。各ピリオド終了後に成績が単独トップだった者が勝抜け(2〜4ピリオドはそれまでの成績も通算)、成績がマイナスになってしまった者は敗退。ここは4人が勝抜けるのみの山場のラウンドである。
 第1ピリオドは日高さんが2○1×で勝抜け、田中さんが3×で失格となった*1
 第2ピリオドは石貫さん、加藤さん、垣内さん、野口さんが正解を重ねるも勝抜けは出なかった。
 第3ピリオドは加藤さんが怒涛の10○0×でこのピリオドの勝抜け者となった。
 第4ピリオドは残った全員が正解を重ねる中で、最終成績で安本さん、石貫さん、野口さんの3人が7Pで並んだため、1分のサドンデスを行うことに。ここは10問出されたうち9問を石貫さんが取るも、4○5×だったため、1Pの野口さんと0Pの安本さんが勝抜けとなった。
 6R(準決勝)は正解・不正解数が他者より3問差がつくと決勝進出・敗退となるルール。誤答は2回休み。ここまで歩を進めたのは4名。
 日高さん ペーパー5位、7○3×(第7組)一抜け、対決(津田)4対3、タイムレース一抜け。
 安本さん ペーパー8位、7○3×(第2組)一抜け、対決(福田)4対0、タイムレース三抜け。
 加藤さん ペーパー31位、7○3×(第1組)一抜け、対決(今尾)4対1、タイムレース二抜け。
 野口さん ペーパー15位、7○3×(第2組)二抜け。対決(東)1対4、敗者復活勝抜け、タイムレース三抜け。
 野口さんの誤答で始まる。日高さんは2連答、加藤さんは3連答するが、安本さん、野口さんは連答できず苦しい戦い。35問目を安本さんが「100メートルハードル(七種競技の最初の種目)」を正解し、日高6○、安本6○、加藤6○、野口3○となり、野口さんがここで敗退。さらに激闘は続き、52問目を加藤さんが「うなぎ」を正解し、日高9○、安本9○、加藤12○となり、加藤さんが勝抜け。決勝進出第一号となった。残るはあと一人。ここからの9問を日高さんが5○1×、安本さんが3○で日高14○、安本12○。次の「アラザン」を日高さんが正解し、もう一人の決勝進出者は日高さんとなった。安本さんはオンリーワンの時を除き最後まで連答が出なかったのが影響したようだった。
 決勝戦はいつものとおり±1で10P先取。ここまで歩を進めたのは日高さん、加藤さんの2名。三年前と同じカードとなった。三年前は新潟に住んでいたため、決勝戦を前にして泣く泣く帰途についたのだが*2今回はじっくり観戦できる。日高さんが返り討ちにするか、加藤さんが雪辱するか、どちらも連答で一気に畳み掛けられる実力の持ち主であり、ここまでの戦いぶりを見ても全く予想がつかない。
 1問目は日高さんの誤答でスタート。「カラカラ(加藤)」「タラ(日高)」「バンクーバー(日高)」「新潟(加藤)」「残心(日高)」・・・16問を終わって日高3P(6○3×)、加藤4P(5○1×)と互角の攻防。ここから加藤さんの連答モードがスタート、「金丸座」「ブランデンブルク門」「甚兵衛」「ムーンストーン」「14」と五連答を決め、スコアは一気に日高3P、加藤9Pとなりリーチとなる。日高さんがチャージをかけるも誤答となり、次の問題を加藤さんが「勧進・・・・帳」と答え優勝。見事に三年前のリベンジを果たした。

*1:田中さんの話では第1ピリオドで勝負を賭けるつもりだったのが、誤答が先行して計画が狂ったとのこと。やはりタイムレースは怖い。

*2:結果だけメールで送っていただいた。「意外な大差がつきました」というコメント付だった