都島区民センターの天井をボーっと眺める

「お茶とお菓子」に惹かれた訳ではないだろうが、早朝拙宅にお越しいただいた方はhamcapさん、のっきゅんさんという大型の2人。朝食はおかわり自由の定食屋にご案内。二人とも山盛りご飯。
 会場が鉄道の駅と駅の間にあるので、大阪駅からバスを利用することに。バス停まで行くとY本くんがニョキっと立って待っていた。でも参加者らしき人はそれくらい。バス停から会場は近いし、地下鉄とセットだと割引になるのに、利用する人がいないのは意外だった。会場到着。参加者が会場の外まではみ出すという毎年御馴染みの光景。主催の三木くんが参加者一人一人にあいさつをしている。これも御馴染みの光景。いろいろな方といろいろとあいさつ。地元はもとより関東、北海道、東北、中部、中国、四国、九州など全国から来ている。クイズの甲子園といった趣きである。
 参加者は170人くらい。70人が三木くんのあいさつがあってペーパー開始。「W杯のこれまでの日本の成績(何勝何敗何分)」「人口1億人以上の国で最低人口」「小学校1年生で書ける二十四節季」など普通のオープン大会とは違う面白い問題がある。今年は三木くんがアメリカに行っていたことで、シードの8位までと5・10位ごとにアメリカ土産がもらえることに。で、今回のペーパー1位はTVで絶好調の田中さん(45点)。お土産はレブロン・ジェームズのレプリカユニフォーム。2位はおなじみ石野さん(44点)。お土産は城島のサインボール。それを言われた瞬間、うれしそうな悲鳴を上げていた。3位は春日くん、ホワイトソックスのTシャツ。以下安藤、日高、秋田、松尾、安本の各氏がシード。私はというと19位。3週間前の例会で筆記で正解している「ハーツクライ」を度忘れするなど、2〜3問取れる問題を落とす。もういつものことなのであるが、直らない。というより年々ひどくなっている。

 2Rローリング早押し。ルールはペーパー成績順に壇上に上がる。正解で花を一つもらって列最後尾(100位の後ろ)へ。不正解は花をもらわず列最後尾へ。正解した時点で「チャージ」を宣言でき、連続正解なら勝抜け。他者が正解したら花をもらわず列最後尾へ。自分が誤答したらその時点で失格*1。1順目に「メンデルスゾーン」を正解して花1個もらうも、2順目で「側用人」を「老中」と誤答(田沼意次間部詮房が知られる・・・)して勝抜けどころか列最後尾に。椅子にボーっと座っていたら、後からTくんがやってきて二人でうつろな視線で上を見ながら「もったいなかったね」という話をする。それはともかく、順位が後半の人はチャージをかけるが失敗続出。その中で石塚さん、山下さん、今尾さん、西田さん、望月くんが見事に成功していた。こういう勝ち抜け方はかっこいいなあ。三木くんの「勝ち抜けーっ」という言葉にも力が入っていた。

 3R7○3×。箱根駅伝の華が2区なら勝抜杯の華はこの7○3×だと思う。激闘を勝ち抜けたチャレンジャーがシード選手に挑むという形態。クイズロードカップと異なるのは対戦相手を自分で選べることである。
 1組目は松尾、西田、横田、加藤、大森。加藤さんが「トロンボーン」で一抜け。何と13問目、強過ぎ。大森さんが「クレイジーキャッツ」で2抜け。勝ち抜けた2人が正解を重ねた。
 2組目は安本、山下、野口、山本、古川。今回のW杯で言えばC組のような死の組。期待に違わず負けた3人も6○が二人、5○が一人という大激戦。安本くんが「紫禁城」で一抜け。野口くんが「角田信朗」で二抜け。
 3組目は秋田、今尾、村上、神野、西村。西村さんが「ピンカートン*2」で一抜け。今尾さんが「マグマだまり」で二抜け。西村さんが「シュウカイドウ科」だけで「ベゴニア」を正解し、科のスペシャリストの本領を発揮していた。
 4組目は春日、石塚、野田、東、隅田。東さんが「樋口可南子」で一抜け。野田さんが「東北高校」で二抜け。最初の8問のうち4問を隅田くんが解答権を取って3○1×。躍進を期待させたが8問目の誤答の後はしばらく沈黙したのが痛かったか。でも、大健闘である*3
 5組目は石野、石貫、片岡、森、横井。石貫さんが「釣り」で一抜け。森さんが「フトモモ科」で二抜け。他のプレイヤーが誤答で苦しくなったのと対照的に勝ち抜けの二人はノーミスだった。
 6組目は安藤、登里、大村、柳原、田村。ここの死の組。安藤さんが9問目から17問目の9問のうち7問を正解して一人目の勝ち抜け。大村さんが「野口五郎」で粘る柳原さんを振り切った。
 7組目は日高、望月、原田、福田、渡辺。ここでも日高さんが最初の6問で5問正解し一気に飛び出し、ちょっとお休みした後「ワシントンポスト」で余裕の一抜け。福田さんが「ゴーギャン」で二抜けを果たした。
 8組目は田中、山内、津田、尾林、牟禮。田中さんが「ピラルク」で一抜け。二抜けは尾林さんを振り切った津田さんが「青梅市」で滑り込んだ。
シード選手は半数が敗退した。正解すると勢いがついて連続することが多いのだが、それ以上に誤答をした人が沈黙することが多い。勝ち抜けた人の多くは誤答の直後でも正解を叩き出している「折れない心」の持ち主が多いようだ。

4Rは対決クイズ。3R一抜け者がペーパーの順で二抜け者の中から対戦相手を指名する。4P先取で勝ち抜け。誤答は相手のPとなる。
 1組目は田中さん対野田さん。田中さんが「Real Face」を答えて勝ち抜け。野田さんは出だし快調だったが、2対2からの「下北半島」の誤答*4が痛かった。
 2組目は安藤さん対森さん。安藤さん2対0でリードの場面から安藤さんが森さんの正解1つをはさんで3連続誤答してしまい森さんの勝ち。
 3組目は日高さん対津田さん。津田さんが先にリーチをかけたが、追い込まれた日高さんがそこから3連答して見事な逆転勝利。
 4組目は安本さん対福田さん。安本さんの2問正解と福田さんの2問誤答で安本さんのストレート勝ち。
 5組目は石貫さん対大森さん。関西のベテランを喜ばせた対決は石貫さんの3問正解と大森さんの1問誤答でこれも石貫さんのストレート勝ち。
 6組目は加藤さん対今尾さん。加藤さんの「去年は山内さんとやっているので今回は奥様を」という選択に「一家虐殺」の声が。今尾さんが入れ込み過ぎたか2つの誤答。これが響いて加藤さんの勝ち。
 7組目は東さんと野口さんの関東でも見られそうな対決。野口さんの3連続誤答で東さんの勝ち。
 最後の8組目は西村さんと大村さんの東北オープン参加者対決。両者2問ずつを取り合ったところで大村さんが誤答をするも次の2問を正解して見事な逆転勝ち。

*1:書くとわかりにくいなあ

*2:ひょっとしたら違うかも

*3:と書くのも失礼なほどの堂々たる戦いぶりだった

*4:ブザーと同時のため誤答扱いに。奇しくも同日のアタック25で同じ場面があった