国立国会図書館

 久しぶりに永田町の国会図書館に行く。昔、東京で働いていた頃は仕事の合間にちょくちょく寄っていたものだ。もっとも、椅子でただ休んでいることの方が多かったが。それにしてもすっかり電子化されていて驚いた。入場時はタッチパネル入力でOKだし、閲覧申し込みもPCでできるようになっていた。
 で、閲覧を申し込んだ図書は川上宗薫ベルトクイズQ&Q。前者は中学のときに週刊誌に連載されていて、たまたま親が買ってきたものを読んでその続きが読みたかったという情けない理由。後者は店頭に並んでいるのを見たことはあったが未読だったため。川上の方は読み進めると、確かにこんなストーリーだったなあと思いながらも、昔と違ってこの程度では興奮しない自分も感じられた。こんな小説でもネタになったあの頃に戻りたいなあ・・・ベルトクイズはマニアと思われる人が本の誤りを鉛筆で訂正していた。ミリオンステージの問題は解いていても歯ごたえのある問題が多かった。
 私はここの採用試験も受けたことがある。何とか論述まで行ったのだが、次の人物を説明しなさい、という問題で「桐生悠々」と「Alfred T Mahan」が出て轟沈した苦い記憶がある。新潟に戻って担当教授*1に説明したら即答された。

*1:この恩師が変わっていて法学部(政治学)の教授なのに部屋には文学関係の蔵書の方が多かった。日本政治史だったからだろうけど