ザ・「イントロ」

1年ぶりの高崎。この連戦も会場は高崎市中央公民館。かつてはジプシーのように会場が変わった群馬の大会だが、ここ数年は固定されている。固定されているがバス乗り場で迷う。案内所のおばさんに確認したら、発車時刻は12時50分。何とか会場*1に滑り込む。
受付で組分け抽選用紙にもなっている企画書を受け取り金を払う。fa1さんからは名札を受け取る。会場内は群馬ではお馴染みの方々が揃っていた。手前の列のO村さんの傍に陣取る。
企画書はB5が1枚。企画の流れはfquizダービーの進行と同じとのこと。そういえば私も昔fquizだった。行事には全く参加しなかったけれど。
1Rは全体(30数人くらい)を4〜5人の8組に分け2〇1×。各組勝ち抜け者は1名は2R、その他は3Rへ。どんな問題が出るのか注目の1問目は、首がどうのこうのという書き出しの神崎俊介の小説で答は「イントロ」。これを皮切りに小説・歌*2・テレビ番組・漫画・アニメ・ゲーム・法律・歴史史料、論文など、まず書き出しが読まれ、次に中・後フリが読まれるという構成の問題が次々と読まれていった。私は3組目に登場したが「足ながおじさん」「資本論」を牛くん@就活中にあっという間に答えられ、あっさり敗退。
2Rは1Rの勝者8人による3分間のタイムレース。ここでは「子供の頃からの無鉄砲で」「木曽路は全て山の中である」「石炭をばはや積み果てつ」など耳慣れた書き出しが出まくった。ここはバーソくんが25問くらい正解を重ね圧勝*3。決勝進出一番乗りを果たす。司会のnokkvun*4さんから「過去ここを勝ち抜けて優勝した人は一人もいない」というツッコミが入った*5。このRの2〜4位は9時・10Rに、5〜8位は7・8Rに、それぞれ進出することとなった。
3Rは1Rの敗者のみが参加*6。3〜4人の8組に分け2○1×。各組勝ち抜け者1名は4Rへ。ここは最終組に参加。相手はクラッチくんとhelenさん。最初のライトノベルはスルー。次の「永田喜彰のクイズ全書」をクラッチくんに取られる。次の「チャーリーズエンジェル」をhelenさんに取られ、たちまち追い込まれる。ここで「勧進帳」「クリスマス・キャロル」を答えて何とか勝ち抜け。
 4Rは跳び箱クイズ。「1」から「12」まで升目があり、最初に3から8の升目に各人が入り正解すると上位の升目の空き地に移動できるというもの。「1」の場所で正解すれば勝ち抜け。ここで1抜けをしてしまったため、次から延々と観戦モードになってしまう。
 5Rは3Rの敗者のみ参加。6組に分けて2○1×。ここで負けると残るのは6Rだけになるので真剣勝負が展開された。
 6Rは5Rの敗者のみ参加。最初はローリングの予定だったが、人数が少なかったので普通の一斉早押しになった。
 7・8Rは2・4Rが5位以下だった人と5・6Rの勝抜け者が参加。最初に7Rの「ガチ」と8Rの「色物」に分ける意向調査が行われた。予想通り「ガチ」には強者が集まった。7Rはまたんごさん、8Rはあんなかはるなさんが勝ち抜けた。
 9・10Rは2・4Rが2〜4位だった人と7・8Rの勝抜け者が参加。ここも最初に9R「堅実」と10R「一発」に分ける意向調査が行われた。9RはMⅡさん、N中さんが、10Rは侍大将さんと磯自慢さんがそれぞれ勝ち抜けた。
 11Rは決勝戦。10○3×。メンバーはバーソ、またんご、あんなかはるな、MⅡ、N中、侍大将、磯自慢の各氏と私。普通の決勝なら10○4×なのに3×で×が1つ減って縁起がいいと喜ぶバーソくん、謎だ。「GTO」(N中)、「皇室典範」(またんご)、「カメレオン(漫画)」(N中)、と進み、80年前の祖国がうんぬんという演説問題で「ゲティスバーグの演説」と答えて司会からもう1回をもらい「リンカーン」と答えて正解。演説は人名というのを憶えていなかった。「ドラえもん」「月に吠える」「万葉集」「或る『小倉日記』伝」、『乳母のお浜が・・・』というフレーズで「次郎物語」を正解し2○目。「絵のない絵本」「もののけ姫」「本気(マジ)」「糞尿譚」・「日蝕」をまたんごさんが連答。「ぐりとぐら」、『清国は朝鮮国が完全無欠な独立国』というフレーズで「下関条約」を正解3○目。「マカロニほうれん荘」をバーソ君誤答、同じポイントで見当がついていたので、これは躊躇無く押すべきだった。「戦国自衛隊」書き出しの『国道8号線を西に」で一瞬迷って磯自慢さんに押し負ける。「一握の砂」、『バンクス』が出てきたので「メリー・ポピンズ」を正解4○目。ところが続く『富士山頂』のキーワードに反応して押したが思い浮かばない。仕方なく強力伝と答え誤答。正解は「プロジェクトX」。「涼宮ハルヒの憂鬱」「晴れ、ときどき殺人」「センチメンタル・ジャーニー恋愛シミュレーションゲーム)」「世界遺産条約」「鋼の錬金術師」「悪魔の辞典」「空手バカ一代」「桃太郎電鉄」「赤と黒」「虚栄の市」「気まぐれオレンジロード」「浮雲二葉亭四迷)」(誤答)「徳川家康」「闘え拉麺男」でN中さんが9○とリーチ。誤答無しがすばらしい。続く「クイズ面白ゼミナール」・「銀河英雄伝説」はまたんごさんが誤答。「蹇蹇録」「第三の男」「五体不満足」「MOTHER(RPG)」(誤答)「国富論」(誤答)「ロゼッタストーン」(誤答)「空想科学読本」。
 馴染みのある書き出しの著作物は2Rのタイムレースであらかた出てしまい大変困った。案の定、後の問題で書き出しで憶えていたのは「泣いた赤鬼」と「次郎物語」くらいだった。また「墾田永年私財法」や「進化論」など問題文にそれぞれ「三世一身の法」「ビーグル号」といったフェイントのキーワードがちりばめられたものもあったり、的確な知識を持つ*7人にはそれなりに有利であると感じられた。今回はあまり多くなかったと感じられたジャンル*8も幅広く出題すると結構面白い*9と感じられた。
 私自身について言えば、当初は不参加のつもりがふと思い立って行った割りには上々の成績を収められてめでたしめでたしだった。欲を言えばもう一つ順位は上げたかったかな?と思うけど、underdog生活も長いのでまあ仕方ないかな。これからもクイズ界の木戸修を目指してがんばろう。ん、年齢からだと百田光雄かな?

*1:脇の入口の前で高校生カップルが愛の語らいをしていて、これはこれで聞いていたかったのだが。

*2:歌詞棒読みクイズのように読み上げていた。

*3:2位が4〇くらい

*4:相変わらず事前に企画書を読んでないので、進行役のfa1さんから説明を訂正されるなど、いーかげんでやりたい放題。あれで司会が成り立っているから凄い。

*5:この後、彼は3時間30分くらい観戦モードとなり早押し機には触れなかった。

*6:ここらでグランドスラムの強豪AZMさんが見えられたが組分けも決まっていたので5Rからの参加となった。同組にならなくて一安心。何でも高崎駅で私を見かけたとのことでどうもバスを間違えたらしい。

*7:「泣いた赤鬼」と「次郎物語」は書き出しで絞ってキーワードを待っていたので押し勝つことができた。

*8:著作物が中心となるのはやむを得ない。スポーツについて「スローカーブをもう一球」などのように文学にカテゴライズされてしまうという面について、実況内容などを取り入れるのも面白いと思われるが、あれは現場の緊迫感があってこそだからなあ。

*9:ジャンル別などがあるとその道のプロが集まりそうである。