NHK杯覚え書き

 土曜日はさわりしか書いていなかったので、感想・こぼれ話など若干。
男子SP
 前にも書いたが高橋がうまかった。ジャンプが跳んで一拍あってから回転を始めていて浮遊している感じがあった。織田のジャズムードの曲を使ったプログラムもこれまでのイメージを一新させるもので面白かった。場内の応援幕は高橋の方が多かった。  
アイスダンス
 優勝したデュブルイユ・ローゾン組が頭一つ抜けていた感じ。実績も充分なので当然か。思えば昨年のNHK杯はフリーまでトップだったデンコワ・スタビスキー組が尻餅をつくミスがあっての逆転勝利だったが、五輪終了後は押しも押されるトップダンサーになったようだ。
 順位は4位だったものの「だったん人の踊り」で場内を盛り上げたアメリカのデービス・ホワイト組をちょっと追っかけてみたい。
女子FS
 前半の組ではズコウスキーが終盤に3−2を決めるなど頑張っていた。曲(アラビアのロレンス)に合った演技がもっとできれば点ももっと取れるはず。名前からして手先が器用そうなのだが*1
 中野は3A失敗して気持ちが切れちゃった感じの演技。その後のジャンプの失敗はいただけない。ドーナツスピンには磨きがかかっていた。

 中野の演技終了後リンクに様々な物が投げ込まれたが、回収女の子が取り忘れた金属の棒(ボールペン?)がリンクに残っていて、マルチノワの演技の直前に観客の一人が「リンクにペンが残っています」と叫んだのにも関わらず演技が始まってしまった。マルチノワが結構近くを通ったのでその度に冷や冷やした。あれは優勝争いに関係無くて外国の選手だから続行させたのか?(次の浅田の演技の前には回収女の子が急いでやってきて拾い上げていった)

 マオマオはパッと見、大きくなった感じがした。事実大きくなっているのだが。3Aはバランス崩して持ちこたえてハラハラさせたが、その後の2−3、3−3を確実にこなし、スピンやステップもうまくなっていると感じた。
さる同好の士の方から「2・3回転んでも優勝だった」というメールをいただいたが、まさにそんな次元の違いを感じさせられた。
 村主*2は悪くはなかったな、という印象。 滑走順が1番だったのも影響したか?昨年のNHK杯の演技の方が印象が強かった。もっとも得点で比較すると2005年は105.88、今年は117.39で今回の方がぐんと上なのだが。

 今年も会場はNHK色が一杯。今年もロビーでうろうろしていたななみの後頭部をどついてしまった。

*1:図工好き

*2:今度の携帯は「すぐり」と打つと漢字が出る